- 日程
- 2015年9月12日(土)
- 会場
- 科学技術館 シンラドーム
プラネタリウムホールにおけるオーロラ立体映像と
笙演奏によるマルチメディアコンサート
宇宙芸術及びデザインの創造による新しい世界観の構築を目的としたコミュニティであるbeyondと科学ライブショー「ユニバース」が協力して、宇宙芸術に関心がある方を対象に、映像と音楽のコラボという領域での宇宙芸術の可能性を探る。
「オーロラ」は、天体の極域近辺に見られる大気の発光現象ですが、オーロラが頻繁に出る地域に住む人々にとっては、オーロラは神と地上の橋渡しとして考えられており、中国の秦の時代には、オーロラは天空に棲む龍として考えられていました。日本でも太古の昔からオーロラのことが書物に記されています。日本に残る最古の文献は奈良時代に記された「日本書紀」で、オーロラのことが赤気(せっき)という言葉で表現されています。現代では、科学的研究も盛んに行なわれています。科学ライブショー「ユニバース」では、オーロラ研究者の片岡龍峰氏(国立極地研究所)を中心に、世界初のオーロラの立体視ドーム実写映像を作成し、科学成果の紹介とともに上演してきました。
一方、「笙」も日本には奈良時代ごろに雅楽とともに伝わってきたと考えられています。雅楽で用いられる笙は、その形を翼を立てて休んでいる鳳凰に見立てられ、鳳笙(ほうしょう)とも呼ばれます。又、その形もさることながら一番印象深いのはその音で、その音は「天から差し込む光」「天との交信」を表していると考えられてきました。ともに古から天からのメッセージとして考えられてきた、天体現象であるオーロラと人間が作り出す笙の音色が織り成す世界は、新たな宇宙芸術の世界を私たちの眼前に表してくれるでしょう。(主催者)
出演:
東野珠実(笙演奏)
片岡龍峰(国立極地研究所 准教授 オーロラトーク)
主催:
beyond 科学ライブショー「ユニバース」
http://universe.chimons.org/jsf/
演出:モリワキヒロユキ(ディレクター ライティングアーティスト)
協力:科学技術館 http://www.jsf.or.jp/
技術協力:ちもんず
科学技術館 シンラドーム
東京都千代田区北の丸公園2番1号
http://www.synra.jp/